このような方が来院されます【その5:腰椎椎間板症(腰と足の痛み)】
- 2016年02月08日
- 未分類
当院には様々な身体の不調をとなえた方が来院されます。
今回は腰椎椎間板症(腰と足の痛み)の患者さんの症例を
紹介いたします。
数週間前の仕事中にギックリ腰を起こし、
背中・腰の痛みに加え足のしびれなどもあり
発症直後は一時的に歩行困難となりました。
整形外科病院にてX線検査(レントゲン)・MRI検査を受け、
腰椎椎間板症、軽度の腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。
来院時にはMRI画像をお持ちいただき、
より詳細に背骨の状態を確認させていただきました。
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こちらの方は10代の頃から約10年間
コンテナの荷物の仕分け作業をされており、
20歳を過ぎた頃から腰や背中の痛みに
悩まされてきたそうです。
ちなみにコンテナの荷物は私の体重(62kg)を軽く上回る
重量70kgほどの袋が大量にあって、それを中腰の状態で
コンテナから運び出すのだそうです。
私自身、昨年2月に息子の小学校グランドの側溝清掃に
参加した際、約2時間の側溝での作業
(スコップで溜まった泥・砂を掘出す)でかなり重いギック腰
になった経験があるだけに、
こちらの方の作業がいかに重労働であるかが想像出来ます。
なお普段からウォーキングや腰痛予防の運動など、
ご自身の身体のケアには気を使っているとのことでした。
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身体の状態は以下のとおりです
■20歳を過ぎた頃から慢性的に背中や腰の痛みを感じている
■時々、右側のお尻~もも裏~ふくらはぎ~足裏にかけて
シビレを感じる
■左右の肩が前方へ巻き込んでいる
■背中は猫背の状態で、腰の骨のわん曲が少ない
■後方に身体を反る際、腰の関節の動きが非常に少ない
■首から腰にかけて
関節の可動性が著しく減少しているところが数ヶ所ある
■骨盤の関節の可動性が減少している
■肩・背中・腰そして太ももの筋肉の柔軟性が少ない
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そして以下のような施術を行いました。
※施術時間は約50分
■背中・腰の筋膜ストレッチ
■可動性の少ない関節の矯正
(首・背中・腰・骨盤・股関節)
■柔軟性の少ない太もも裏側の筋肉(ハムストリングス)
のストレッチ
■背中・腰・おしり・ふくらはぎへの鍼刺入
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上記の施術で腰・足の痛みはかなり楽になったとのことでした。
ここで注意しなければならないのは、
なんとか一回の施術で症状が楽になったとしても、
今後の生活習慣を改めないでいると同様な症状は起こり得る
ということです。
●仕事(力仕事)をする時は腰椎ベルトを装着する
●物を持ち上げる時は前かがみにならない
●起床時・就寝時・仕事の合間に肩~背中~腰にかけての
関節と筋肉をリラックスさせるためのストレッチを行う
(脱力ストレッチ)
●睡眠・入浴にしっかり気を使う
今後はこれらのような事に留意した生活が
大切ではないかと思います。
今回ご紹介した症例は肉体労働が主な原因でした。
こちらの方は施術翌日より私のアドバイスを実践され、
腰椎ベルトを装着しての作業、
そして作業の合間の脱力ストレッチなどにより
身体も楽で腰も快調であるとの連絡をされてきました。
身体の状態をより高めていくうえで
日常生活をいかに過ごすかがとても大切ですので、
ご来院の際にはセルフケアについてもわかりやすく
お話しいたします。
ご不明なことがございましたらお気軽にお尋ねください。
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